訪問マッサージと難聴・耳鳴り

訪問マッサージでは、歩行困難や関節拘縮を主訴とした患者さんが多く対象となります。
その原因の多くが高齢になってから発症するものが多いです。
当治療院でも後期高齢者とされる75歳以上の患者さんが多くいらっしゃいます。
そうすると、主訴の他に加齢による様々な症状を抱える患者さんが少なくありません。

今回は加齢に伴う諸症状の内の難聴・耳鳴りについて取り上げます。

難聴・耳鳴りの原因はとても多く、脳や神経、内耳や鼓膜の異常、ストレスや自律神経失調症などでも起きます。
西洋医学では原因を特定し、それを取り除いたり不足を補うことで症状の改善を図ります。
耳神経を圧迫するモノがあれば切除し、内耳リンパの多寡であれば調節し、鼓膜や外耳道の閉塞であれば取り除きます。
一度は専門医での受診をして、脳卒中などの重篤な疾患がないか診断を受けなければいけません。
しかし、 はっきりとした原因がわからない事が多いです。

東洋医学では、症状が出ている状態に対処する考え方があります。
症状がある身体状況を、症状が出ない状態に改善していくという事であり、一部の原因ではなく身体全体を対象にするという事です。
実際の施術では、全身の血流を改善するマッサージをしたり、体の水分を調節する鍼灸をしたりします。
全く同じ身体の人はいないので、その人の状態に合わせた施術を組み合わせて実施していきます。

中でも実際に用いる施術を、実際の患者さんを例に紹介します。
70代女性で季節性に耳鳴りがあります。キーンと高い音が両耳にあります。
立ち上がりにめまいを伴う事もあります。
受診した病院では、内耳のリンパに異常があるのではないかとの見立てでしたが、原因の特定には至りませんでした。
この方は、他にはむくみなどの症状が出やすい、東洋医学でいうところの水分が多い状態です。
後は慢性的な首肩のこりがあります。

これらを踏まえ、首肩を中心にマッサージをして血流の改善を図り、全身の施術で水分の調節をします。
鍼治療では、難聴・耳鳴りに特効のある経穴の内、水分にも関連のある経穴を選び鍼をします。
この鍼は、持続的な刺激が欲しいので、目に見えないほど小さな鍼をシールにつけた置き鍼をします。

以上の施術内容で、完治とはいかないものの耳鳴りとめまいの軽減と、期間の短縮をしています。

このように主訴以外の日常で気になる症状がある場合も、生活の質を下げるものであります。
当治療院にかかった折には、小さな事と片付けずに気軽にご相談ください!

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