圧迫骨折と生活動作の痛みの改善について

圧迫骨折とは

腰椎圧迫骨折とは、背骨を構成する椎骨のうち、前方部分を椎体」と呼びます。
後方部分は椎弓です。

腰椎圧迫骨折とは、腰部の椎体が、潰れるように骨折した状態をいいます。
尻もちをついた拍子に骨折することが多く、高齢の女性によく見られます。

腰椎圧迫骨折の原因

腰椎圧迫骨折の主な原因は、外傷です。

若い方の場合、高所から転落したり、硬いものと激しくぶつかったときなどに骨折します。
一方でご高齢の方は、尻もちをついたとき、あるいは重いものを持ち上げた時等、思いもよらないことで腰椎圧迫骨折に至ることがあります。

腰椎圧迫骨折の症状

腰椎圧迫骨折は、以下のような症状を伴います。
ズキズキうずく痛み（疼痛）
受傷時から、安静時にもズキズキとした強い痛みに見舞われる事が多いと言われています。
立つ、寝がえりをうつ、起き上がるといった日常生活に必要な動作の際に痛みが強くなりやすいです。

今回は腰椎圧迫骨折の影響で身体がお辛いとの事で当院でマッサージを受けて下さっているお客様について書かせて頂きます。

札幌市にお住いの94歳、女性の患者様のケース

自力での歩行が可能で、昨年転倒により、腰椎圧迫骨折と診断されました。
骨折の後遺症の影響により、背中から足にかけての痛みが強く、当院へお電話を下さいました。
施術開始当初は、左右の背中から足にかけての張りが強く見られていた為、背中から足にかけてのマッサージ、股関節や、膝関節等の他動運動を行い、筋肉の緊張緩和と、痛みの改善を目標に施術を行わせて頂いていました。

施術開始当初は、自分でもどこが辛いのかが判らなかったけど、マッサージを継続して行くうちに自分が辛い部分が判るようになったし、今は、辛い所が背中と太ももに限定されつつある。マッサージを受ける前は、骨折の影響で台所に30分も立っていられなかったけど、マッサージのおかげで今は1時間くらいは立って作業が出来るようになってきたし、腰は骨折した部分の痛みはあっても少しづつ腰全体の痛みが楽になってきて朝起きる時に今日は痛くないっていう日が多くなってきているので感謝しています。それに来てもらえる日は安心しますとおっしゃって下さっています。