訪問マッサージとパーキンソン病(施術ブログ)
難病の1つであるパーキンソン病は、中脳にあるドーパミン
神経細胞が減少することにより、身体が思うように動かなく
なる病気です。
パーキンソン病の主な症状
主な症状には、運動症状と非運動症状があります。
運動症状は
◇じっとしている時に手足が震える
◇筋肉が硬くなって、身体をスムーズに動かしにくくなる
◇動きが遅くなり、細かい動作がしにくくなる
◇歩く時に足が出にくくなる
◇身体のバランスが取りづらくなり、転びやすくなる
など。
非運動症状は
◇便秘解消になる
◇尿を出す回数が増える
◇立ちくらみがある
◇いくつかの手順を踏む行動ができなくなる
◇もの忘れがひどくなる
◇においがしなくなる
◇夜眠れなくなり、日中眠くなる
◇気分が晴れない
◇身の周りのことへの関心が薄れる
◇日常動作をする気力がなくなる
◇疲れやすくなる
◇肩や腰、手足の筋肉に痛みがある
◇体重が減る
など。
札幌市在住 70代男性の施術ケース
現在週2回伺っている70代の男性は、罹患されてから
5年の歳月を経過しているのですが
、御自身のパーキンソン病の予後に大変熱心に意欲を
もたれています。
施術方法
マッサージ
施術は、まず血行を促進し筋肉の緊張を解しやすくする為に、
膝から下に温熱療法としてホットパックをあてています。
これは足湯と同じような効果があります。
マッサージは横向きにて首から肩背中腰腕と続き、臀部から
足先まで揉みますが、ご本人様の意向により下肢により多くの
時間をかけています。
それによりご本人様からは、歩行時の際にスムーズな動き出し
ができると喜ばれております。
リハビリ
リハビリの1つとして、食卓椅子の背もたれを両手で掴みながら
少ししゃがむ(ハーフスクワット)を横で見守りながらしてもらっています。
コミュニケーション
また、コミニュケーションも大切です。大変お話好きな方で、
野球(日本ハム贔屓)の話題は豊富で、
施術中はずっと話されており会話が出来ることにも喜びを感じられて
いるご様子です。奥様からも
毎回の訪問マッサージを心待ちにしている旨を伝えられおり、私としまして
もありがたく思っております。
マッサージを受けられる際の姿勢も、患者様が横向きやうつ伏せ、椅子に腰掛け
たりなど一番楽な姿勢で施術致します。また、床へ横たわる若しくは床から起き
上がるのがつらい方には簡易式折り畳みベッドを持参させて頂きます。
最近のご様子
施術を受けられて、半年ほどたちますが、ご本人の様子として、やはり一番
大きかったのは固くなった筋肉が引き起こす痛みの軽減や、歩行時のスムーズ
な動き出しが出来るようになったとの声を頂き、誠にうれしい限りです。
まとめ
パーキンソン病は中脳のドーパミン神経細胞が減少することで運動機能に影響を及ぼす難病です。主な症状には、手足の震えや筋肉の硬直、動作の遅れ、バランスの悪化といった運動症状と、便秘や立ちくらみ、記憶力の低下、気分の落ち込みなどの非運動症状があります。
当院はマッサージやリハビリ、コミュニケーションの施術の心がけています。
パーキンソン病でお困りの方がいらっしゃいましたらお気軽に当院にお問合せください。
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