温めるだけじゃない!お灸の効果

最近冷えてきましたので特にこれからの季節体を温めるようなお灸がオススメです!
ですが、お灸は体を温めるだけではないんです。
今日はそんなお灸の効果を紹介していきます。

「そもそも熱くて痛いのではないか?」
と不安になる方もいらっしゃるかもしれませんが、
お灸が熱い、やけどするというのは昔の話です。
当院で取り扱っているせんねん灸ならほっこりするほどよい温熱ですが、
熱ければ熱いほどいいというわけではないのでお灸効果は変わりありません。
そして、せんねん灸は紙パルプの台座で温熱をコントロールしているので火と肌が触れることはありませんし安全です。

火を使うお灸の温熱は4~6分続きます。
ゆっくり温度が上がるので火傷の心配はございませんが、
お灸はその日の体調や気温、湿度によって熱さや強さの感じ方が変わります。
もし熱いと感じてもお声かけいただければすぐに取り外せるので安心です。

他に注意事項があるとすれば、
入浴前後、食事直後、飲酒後、発熱時はもともと全身の血行が良くなりお灸の効果がうすれたり、やけどになりやすいので避けましょう。

それではお灸の効果を紹介していきます。

1.体を温める、免疫力アップ

お灸はその温熱で、ツボをあたため皮膚の下にある筋肉や血管、リンパ節が刺激されます。すると、細胞が活性化され、免疫作用がアップします。
そして血行をよくし、体を温めヒトのカラダが本来もっている自然治癒力を高め病気になりにくいカラダをつくります。
症状を和らげるためにお灸を使うのもひとつの方法ですが、1週間に2〜3回でも続けることもお灸のかしこい使い方です。
高齢社会を迎えた現代では、元気に健康で長生きするための予防医学としても期待が高まっています。

体を温めるのはもちろんですが、
温熱効果によって血管が収縮・拡張し、局所の充血や貧血を調整し、炎症をやわらげる効果もあります。

2.ツボによる効果

人間の体には「経穴(けいけつ)」いわゆる「ツボ」があります。
ツボにはそれぞれに作用があります。(穴性)
それを刺激することによって、冷え症や肩こり、腰痛、目の疲れ、むくみ、ストレス、自律神経の失調、不眠などといった体のさまざまな症状の改善が期待できます。

3.リラックス効果

もぐさの有効成分として注目したいのがチネオールという精油成分。
強力な消毒・殺菌・鎮静・鎮痛作用などがあります。
お灸をすることによって、この成分が皮膚の表面から内部に浸透していきますから、痛みを和らげるなどの効果が期待できるのです。ちなみにこの成分は、もぐさを燃やした際にでる煙にも含まれており、匂いにはリラックス効果もあります。
お灸の効果を高めるためには煙も大切な要素だといえます。

このようにお灸には体を温めるだけでないことがわかりましたか?
これからの季節は風邪をひきやくなります。
お灸で自然治癒力を高めていきましょう。
また体が冷える方は当院はお灸だけでなくホットパック(電気毛布)もご用意しておりますので是非ご利用ください。

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