訪問マッサージの施術は週何回受けたら良いのでしょう?
訪問マッサージの施術は週何回受けたら良いのでしょう?
お客様に良く聞かれる質問です。
様々な病気に起因する症状の中で、特に運動機能障害を
お持ちの方(ご自身で思う通りに身体を動かせない方)は、
最初は可能な限り毎日でも受けられた方が良いと思いますが、
とは言うものの、毎日マッサージを受ける事は、
プロスポーツ選手じゃない限り、難しいのが現実です。
そこで、私が担当しましたお客様の経過を参考にして
頂けたらと思います。
症状による見極め
脳梗塞後遺症や、パーキンソン病、レビー小体認知症等の
疾患に起因する運動機能障害をお持ちの方は、介助が必要か
どうかを一つの判断基準にして頂くと良いと思います。介護の
評価基準にADL(日常生活動作)寝起き、座位、立ち上がり、
歩行等基本的な動作があります。これらを全く人の手を
借りずに行えるか?
もしも行えない場合は、寝たきりに近い生活になり、
運動機能はどんどん落ちていきます。寝たきりの生活は
自律神経の機能も低下していきます。
その様な方は、マッサージで血流改善を行なったり、
介助を行いながら、筋肉や関節を動かす事でADLを
高めて少しでも自立した動作を獲得する事が重要です。
【脳血管障害後遺症のAさん】
Aさんは、コロナ流行により施設の出入り禁止で
約1年間、リハビリや訪問マッサージも行う事が
出来ずに寝たきりでした。その結果、半介助で
車椅子移乗、お話等の意思疎通も出来た方でしたが、
失語、失認、ADLはほぼ全介助まで全ての機能が
低下していました。
娘様の意向により、週3回、運動やマッサージ等の
施術を行わせて頂きましたところ、1年を過ぎた頃
から、手すりに掴まり、座位保持が出来る様に
なりました。1年半を過ぎた頃には、施術中に
スラスラとおしゃべりも出来る程になっておりました。
これは1日おきに繰り返し、運動をさせていく事で
自律神経への刺激や血流の改善で全ての機能向上に
繋がった例です。
機能の低下レベルにもよりますが、全介助の方で
あれば、週1回ではここまで早い回復には繋がら
なかったと思います。
【パーキンソン病のBさん】
Bさんは、パーキンソン病と糖尿病をお持ちで
起き上がり時は、いつもご主人の手を借りていました。
コロナ流行時だった事もあり、施設では週1回の
制限付きで訪問マッサージを行う事が許されました。
しかし、パーキンソンに起因するADLの低下レベルでは
週1回の訪問では病状の進行や機能の低下を留める程には
至りませんでした。ご主人が奥様の介助で腰痛が悪化する
など、ご夫婦間にも微妙な空気が漂っておりました。
そこでご夫婦のケアマネージャーさんに、理学療法士による
リハビリを週1回、訪問マッサージの回数を2回、計週3回
行って頂けるよう、提案させて頂きました。
週3回のリハビリとマッサージ、機能訓練を行うように
なって約10ヶ月程になりますが、表情も豊かになり、
糖尿の数値も低下、動きも活発になり、立ち上がりや
歩行はかなりスムーズに行える様になってきました。
身体の動きだけではなく、ご夫婦間のギクシャクも
なくなり、ホッとしています。
ADLの低下レベル次第では、向上を目指す場合には、
週3回以上の回数を受けられる事をお勧めしたいと
思います。
介助を全く必要とされない方
介助を全く必要とされない方、足りない回数分を
補えるだけ運動が出来る方であれば、週1回でも
問題ないでしょう。その際はどの様な運動を行ったら
良いか、ご指導させて頂きたいと思います。
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