脳梗塞とは、脳内の血管がつまり、血流が低下することで、酸素が不足し脳細胞が破壊(壊死)された状態のことを言います。
脳梗塞には主に2つの原因が考えられます。
- 脳血栓:動脈硬化で狭くなった脳の血管に血栓(血のかたまり)ができて、だんだん大きくなり血管をつまらせること
- 脳塞栓:心臓や首にできた血栓がはがれて脳に流れて、脳血管をふさいでしまうもの
健康保険が使える札幌の訪問マッサージ
脳梗塞とは、脳内の血管がつまり、血流が低下することで、酸素が不足し脳細胞が破壊(壊死)された状態のことを言います。
脳梗塞には主に2つの原因が考えられます。
脳梗塞が生じてしまった場合、その脳細胞が担っていた体の機能が失われ、残念ながら後遺症として片麻痺(体の左右どちらかの半身に麻痺が起こること)が残ってしまうことが少なくありません。
もし片麻痺が残ってしまった場合は、なるべく早い時期からリハビリテーションをすることが必要になります。片麻痺は何もしないと改善せず、そのまま放置しておくと関節が硬くなってしまうからです。
通常、入院中であれば、病院の医師の指示により療法士が関節を動かすリハビリテーション等を行いますが、いつかは退院することになります。
しかし、片麻痺が完治しない状態で病院から退院し、その後リハビリテーションを継続しなくなると、関節が硬くなり筋力は低下するので片麻痺の改善は期待できず、退院後の日常生活に支障がでてきます(寝たきり、歩くのが難しい、動きが制限されるなど)。
そのため、退院後もリハビリテーションを継続することが大切なのです。
脳梗塞での入院、退院後のリハビリテーションとしては、主に4つあります。
生活環境にあわせて行えるリハビリテーションとして「訪問リハビリ」があり、需要が高まっているのですが、実は、リハビリテーションの前にマッサージを行うことが重要なのです。
片麻痺の状態は、筋肉や関節が硬くなったり、筋肉の動きが低下したりています。
しかし、リハビリテーションの前にマッサージを行うことで硬くなった筋肉をほぐし、痛みや痺れを緩和させたり筋肉の収縮力を高めたりすることができるので、筋肉が硬い状態で体を動かすよりもマッサージ後にリハビリテーションを行った方が、曲げる痛さも軽減され、リハビリテーションの効果も高まります。
また、マッサージで刺激を与えることで、麻痺部分の感覚を呼び戻すという効果もあると言われています。この感覚の回復がリハビリテーションの運動学習に重要になってきます。
リハビリテーション前のマッサージのイメージとして、「麻痺で寝ている筋肉に、マッサージで息吹を吹き込む」とお考えください。息吹を吹き込まれた体でリハビリテーションを行うと、効果アップが期待されます。
訪問リハビリは、自宅および生活圏でのリハビリテーションとなりますので、施設とは異なり生活環境にあわせた在宅でのリハビリテーションが行えます。
また、訪問リハビリでは、固まった関節を動かすリハビリテーションだけではなく、片麻痺の状態で自宅で生活するための訓練(ベッド・布団から起きる、寝るなど)なども行います。
訪問リハビリでは、ご自宅での生活環境の改善のご提案など、退院後の患者様お一人おひとりの状況に合わせたケアが可能です。
脳梗塞の方のご要望の中で、最も多いのが「一人でトイレに行けるようになる」ことです。
トイレに行くためには、「立つ」「歩く」「座る」といった動作が必要になります。そのためには、立ち上がり訓練、歩行訓練、座る訓練、などを行います。寝ている状態からトイレに行くためには、起き上がり訓練も必要になります。
その他の日常生活動作においても、自宅で生活する場合を想定して行えますので、生活環境に適したリハビリテーションが行えます。状況によっては、片麻痺の方が過ごしやすい動線を確保するため、家具の配置を変更をご提案するなど、在宅ならではのご対応もさせていただきます。
また、麻痺している半身(麻痺側)ばかりを訓練するのがリハビリテーションではありません。
麻痺していない半身(健側)も訓練し、鍛える必要があります。例え麻痺側の状態が思わしくなくても、健側を鍛えることで、主に健側だけで車いすの乗り降りも歩行も自身で出来るようになるケースが多々あります。健側を鍛えることのほうが、麻痺側を訓練するよりはるかに効率的に効果が上がり、より生活レベルを上げることができます。
脳梗塞の後遺症によりお身体の勝手が変わられた不安やお悩みに寄り添い、ご自分でできる喜びを患者様と共に取り戻してゆきます。
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