季節の変わり目による足の痛みと訪問鍼灸の効果

最近、季節の変わり目で寒暖差が激しい日が続いていますね。特に春先になると、足の痛みやむくみなどの症状が出やすくなる方も多いです。今回は、訪問鍼灸を利用しているAさん（82歳）のお話を通じて、季節性の足の痛みと鍼灸の有効性についてご紹介します。

訪問鍼灸の利用者の声

札幌市にお住まいのAさんのご自宅に訪問マッサージに伺った際、Aさんのお友達が「最近、足がむくんで歩くのが辛い」と悩んでいることを話されました。また、夜になるとこむら返りが頻繁に起こり、整形外科を訪れたものの「老化」と一言で片付けられたそうです。

「88歳だから老化は理解しているけど、もっと納得のいく説明が欲しい」と憤慨されていました。このような症状は春先特有のものではないかと考えられます。

春先に起こりやすい足の痛みとは？

冬の間、札幌のような寒冷地では長靴を履くことが多く、足首の関節の動きが制限されます。また、積雪により外出機会も減少し、運動量が少なくなるのが一般的です。しかし、春になると長靴から短靴に変わり、関節が自由に動き始めます。これにより、冬の間に縮こまっていた筋肉が急に使われるようになるため、足首周りの筋肉に大きな負担がかかり、痛みや疲労が蓄積されます。

特に、高齢者の方は冬場の運動不足により筋肉が衰えやすく、春先に急に活動を増やすことで筋肉痛や捻挫を引き起こすことも少なくありません。