関節拘縮と訪問リハビリマッサージ
◯拘縮とは
拘縮は筋肉や関節が硬くなり、思うように動かせなくなる状態です。
特に、脳梗塞やパーキンソン病の患者様、骨折後の長期の固定、リウマチなどの病気で動かすことが難しくなった関節に起こりやすいものです。
進行すると、日常生活での動作が難しくなり、痛みや不快感を感じることが多くなります。
今回は運動療法やマッサージを中心に、拘縮の改善にどう対応をしているかご紹介いたします。
◯運動療法
運動療法は、拘縮を改善するために非常に効果的です。関節や筋肉を動かすことで血流が良くなり、硬くなった部分に動きが出てくるようになります。
・脳梗塞後の麻痺の場合
脳梗塞後遺症による麻痺では、手足の関節が動きにくくなることが多いです。
他動運動や軽い筋力トレーニングなどを行うことで、筋肉や関節の柔軟性の向上をはかります。
(施術例)片麻痺による立位困難
他動での股関節や膝・足関節の屈曲伸展、腰や骨盤の回旋運動を入れ、関節の動く範囲を広げます。
動きが確保できたら、支えを使った立ち上がり運動や体幹を使う運動などで筋力を向上し、安定して立位を行なえるようにしていきます。
運動療法は痛みを感じない範囲で、無理なく少しずつ進めることが大切です。
◯ マッサージと鍼灸
運動療法に加えて、マッサージや鍼灸も拘縮の改善に役立ちます。
マッサージでは、硬くなった筋肉をほぐして血行を良くし、柔軟性を取り戻します。運動療法に入る前に合わせて行うことで、動きの幅を大きくだしたり、痛みの軽減が見込めます。
鍼灸もツボを刺激し身体を整え、筋肉の緊張を和らげる効果があります。
また、マッサージでは届きづらい深部の筋肉にもアプローチが可能です。
特に慢性的な肩こりやパーキンソン病などによる筋肉のこわばり、運動療法だけでは改善が難しい場合に併用することで効果を高めることが期待できます。
◯ 生活の質を高めるために
拘縮が改善されると、日常生活が楽になります。
例えば脳梗塞後の患者様が寝返りをしやすくなったり、パーキンソン病の患者様が立ち上がりやすくなったり、痛みが軽減するなどの効果があります。
生活動作が自立すると、患者様やそのご家族様の負担を軽くすることにも繋がります。
◯継続的なケアが大切
拘縮の改善には、続けてケアすることが必要です。
拘縮は再発しやすいので、定期的な運動や治療をお勧めします。
当院では患者様の状態を定期的にお伺いしながら、必要に応じて治療プランを見直します。
また、ご自宅でもできる簡単な運動やストレッチの指導も可能です。
皆様がより自立した生活を取り戻し、毎日をより楽しく過ごせるよう、適切な治療を通してサポートしています。
拘縮でお悩みの方はぜひ訪問リハビリマッサージの当院へご相談ください。
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