パーキンソン病と診断されたら

パーキンソン病とは

パーキンソン病は主に中年以降に発病する脳の病気で、ゆっくりと進行する原因不明の神経変性疾患です。神経伝達物質の一つであるドーパミンが減少することで起こると考えられています。
根本的な治療法は見つかっておらず、かつては「不治の病」や「寝たきりになる」などといわれていましたが、今日では様々な治療薬が開発され、治療効果ははるかに改善されました。結果、治療を続けながら日常生活を送られている方がたくさんいます。

主な症状

ドーパミンは脳内で「運動や動作の情報を伝える際に必要」な神経伝達物質です。このドーパミンが減少するた

め、主な症状としては以下の4つとなります。大まかには、「身体が思うように動かなくなる」と覚えておいてください。

・手足がふるえる
・筋肉が固くなる
・動作が鈍くなる
・転びやすくなる

その他、顔の表情がなくなる、話しづらくなる、歩くときの踏み出しが難しくなる、なども起こります。病状が進行すると、一人で歩くことが困難になり介助が必要になる場合もあります。

治療

パーキンソン病の主な治療は以下の3つです。

・薬物療法:減少するドーパミンを補う
・手術:体内にペースメーカーのような装置を埋め込む脳深部刺激療法など
・運動療法:リハビリ

病院でパーキンソン病と診断された方は、すでに薬物療法や手術で治療をされているかと思います。
確かに薬物療法や手術は治療に必須なのですが、実は、リハビリを行うこともとても重要なのです!

積極的にリハビリを行おう

パーキンソン病になると身体が思うように動かなくなります。動かさないと、筋肉や関節が硬くなってしまい、より動かしにくくなり、日常生活に支障が出てしまいます。しかし、リハビリを行い積極的に身体を動かすことで、動かしにくい身体が動きやすくなることが期待できます。

パーキンソン病と診断されたら、すぐにリハビリを開始することをおすすめします。診断された時点で身体は動かしにくくなっているため、早めにリハビリを行うことで、症状改善や進行を遅らすことが期待されます。

とにかく、パーキンソン病には動かすことが重要です。

主なリハビリ

パーキンソン病で行うリハビリは主に以下のようなものです。

・関節可動域訓練:身体の関節が固くならないように、曲げ伸ばしや回旋運動などを行うリハビリ
・歩行訓練:歩いている時の足の振り出しを行いやすくするためのリハビリ
・バランス訓練:立っている時や歩いている時の転倒を防ぐために、バランスの取り方のリハビリ
・基本動作訓練:日常生活での動作(食事、トイレなど)で行いにくくなった動作を取り戻すためのリハビリ

生活環境にあわせて行える「訪問リハビリ」

訪問リハビリは、自宅および生活圏でのリハビリとなりますので、リハ施設とは異なり生活環境にあわせたリハビリが行えます。特に「基本動作訓練」は日常生活圏でのリハビリとなるので、訪問リハビリが適しています。

また、病状・症状が進行すると外出が難しくなりますので、そのような時は訪問リハビリをご活用ください。

マッサージや鍼灸も効果的

リハビリは身体が動きにくくなることの予防・改善となりますが、マッサージや鍼灸は症状の緩和に効果的です。
マッサージや鍼灸を行うことで、手足のふるえが減る、歩いている時のふらつきが減る、筋肉のこわばりやコリが軽くなる、足がスムーズに動く、などの効果が期待できます。リハビリだけではなく、マッサージ・鍼灸を行うと、症状改善がより効果的になります。

鍼灸を行うと、症状改善がより効果的になります。

リハビリもマッサージ・鍼灸も、長期に続けることをおすすめします。症状が悪化しないからと途中でやめてしまうと、悪化してしまうかもしれません。

継続的な施術で、パーキンソン病を乗り切りましょう。

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